「国家資格者は政治に関わるべきだ」
これはずっと主張してきたことです。
今の業界の構図は
鍼灸師・柔道整復師
↓ ①委任
社団
↓ ②委任・選挙応援
業界代表でない国会議員
↓ ③政策の実行
行政への働きかけ・立法措置
と言う構図になっています。
これだと問題点が2つあります。
組織内国会議員がいない問題①
①での委任によって、社団が方向性を決定します。
今のところ、交渉のテーブルにつけるのは公益社団法人だけなので、致し方ない面もあります。
その方向性が間違っていた場合、②の委任に問題が生じます。
鍼灸師・柔道整復師が望んでもいないことが②の委任でなされてしまう可能性があります。
組織内国会議員がいない問題②
そして②の委任でズレたものを「業界代表ではない国会議員」が政策として働きかける訳です。
ここを間違うと、②③を正すためには①での「社団の執行部総入れ替え」と言う方針転換を会員が働きかけないといけない訳です。
役員選挙や会長選挙、もしくは瑕疵があれば総会?での緊急動議などで社団の体制を転換しないといけない訳です。
だってそれをしないと③の委任で「きちんと方向性が伝えられない」からです。
理想は
↓
社団+組織内候補の国会議員
↓
行政への働きかけ・立法措置
であるべきで。
ここは歴史に学びましょう。
社団が応援してきた候補は何をしてくれましたか???
あはき柔の専門家じゃありませんので「話を聞いてやれ」と役所との面談をセッティングしたり、「それはおかしいよ」と言ってくれたりはしたんでしょう。
部会で取り上げられたと言う話も聞いたことありませんので、議員としてのテーブルには載せてない訳です。
あくまで社団と行政(主に厚労省)とのパイプ役をしてくれていたと推察できます。
しっかり応援してくれている国会議員がいたとすれば、こう言う流れになっているはずです。
↓
「ある政治家」と柔道整復の相関関係についての一考察
業界代表の国会議員、参議院議員を出さないといけない訳はここにあります。
具体的に「どう変わるのさ?」と思われるでしょう。
業界の話ではありませんが、昨年自民党の参議院議員になった青山繁晴議員。
独立総合研究所という民間シンクタンクでの活動と、国会議員になってから同じ事を言っても行政・政治の動きがこんなに違うんだということを動画で話しておられました。
2:33辺りからその話になっています。
これをあはき柔の案件として置き換えてみて下さい。
たったこれだけのことがあはき柔業界はできていないんです。
次の参議院選挙で、個人個人のあはき柔師が業界代表の国会議員を出せなかったら、本当にもう終わりますよ。