やっぱり、政治はあはき柔にとってとっても大切。
でも、とっても大切なのに「政治に興味が無い」とか「政治なんて良く分からない」って治療家さんがごまんといます。
全てが政治で決まるのに、政治に興味が無いってどうなんでしょうか???
現状で大満足、特に要望とか無いんですかね???
現状で満足なのか、言われるがままでいいのか良く分かりません。
例えば、道路が陥没して危ないので市町村議会議員に連絡をして早く直してもらう。
これと一緒でしょ??
何にも変わらないですが、国会議員か地方議員のどちらの出番か?の話だけです。
まずは参議院選挙の仕組みについて。
あはき柔のための基礎講座〜選挙制度(参議院)
まず、比例区と選挙区の違いについて。
皆さんも街頭で選挙演説をやっているのを見たことがあるはずです。
街頭演説をやっていると『あー、選挙なんだな』と感じる、いわば街頭演説は選挙の花形です。
実はあれは『選挙区』の候補が行うものです。
選挙区の候補者は、選挙区内の有権者から投票していただかないといけないので当選すると『選挙区の為に働く候補』ということになります。
なので、選挙区内の人通りが多いところで選挙区内の有権者に訴えかける必要があります。
そういえば比例区の候補者ってあまり見かけませんよね?
政党の比例票を稼がないといけない候補者(タレント候補や著名人候補)は街頭演説や選挙カーで見かけることもあるかも知れません。
いったいこれはどういうことなんでしょう?
あはき柔のための基礎講座〜参議院と比例代表
比例候補について、ほんとのことが良く分かるページがあります。
自民党の比例候補のページをみていると気づくことがあります。
名前の下に経歴というところがあり、農協や郵便局など、特定の団体の名前が書いてあります。
(現職、元職、元官僚やタレント・著名人候補はここでは触れません)
そうです、参議院の比例区は『特定の団体出身の候補者』が出馬することが特徴です。
『なんで直接、政党からの立候補ではなく特定の団体の名前で出馬するの?』
なんでも理由があります。
あはき柔のための基礎講座〜組織内候補
『なんで直接、政党からの立候補ではなく特定の団体の名前で出馬するの?』
答えは簡単明瞭です。
その特定団体の為に働く候補だからです。
国のあり方や、国の将来に向けても大切ですが出身団体(出身母体)の為に働くのが比例区の候補者なのです。
出身団体として載っているのは。。。。。
・日本医師連盟参与
・全国老人福祉施設協議会代議員
・全国郵便局長会相談役
・日本臨床衛生検査技師会会長
・日本理学療法士協会副会長
・日本診療放射線技師会 全国理事
こんな候補者さんは街頭演説なんてしません。
業界として一致団結して支えるからです。
あはき柔のみなさん、ここに気になる?候補者がいます。
・日本理学療法士協会副会長
出てます。
ここでおさらい。
鍼灸師は介護保険での機能訓練指導員になれませんよね???
※現在は条件付きで機能訓練指導員になれます。
ここで2人目の理学療法士協会からの議員が誕生すれば、鍼灸師を機能訓練指導員にしてくれますか???
理学療法士の為に働くんですから、ありえない話です。
でも「ちゃんとした国家資格」なんだから、鍼灸師を機能訓練指導員に推そう!っていう国会議員さんはいるでしょうか?
いませんよね?
選挙で応援もしてないのに、そんな奇特な方はいません。
訪問鍼灸・訪問マッサージは誰の手によって潰されるのか?
さらに「訪問リハビリ」を拡大するには「訪問マッサージ」「訪問鍼灸」は邪魔ですよね???
だって、訪問鍼灸・マッサージを無くせば理学療法士の仕事が増えるからです。
じゃあ医師会から出ている議員さんに「同意書なんて面倒ですから、鍼灸マッサージを訪問できる制度を廃止して、訪問リハビリに一本化すればいいんじゃないですか?」と提案するかもしれません。
それが医師会候補さんの業益(特定団体の利益)に叶えば、一緒に鍼灸マッサージを訪問の現場から追い出そうとしてもおかしくありません。
だって「往療」という制度を療養費から無くせばいいんですから。
某社団は、選挙のたびに医師会候補を応援していました。
応援はしましたが、何かあはき柔の為にしてくれましたか????
「同意書を書くな!」というファックスが医師会から流れているじゃありませんか。
政治力の無い団体は「無視」です、「無視」。
これが「特定団体の為に仕事をする」比例区の議員さんのお仕事です。
あはき柔のための基礎講座〜法律と運用について
「特定団体の為に仕事をする」比例区の議員さんのお仕事は、なんとなくご理解いただけましたか??
「だって、国家試験を受けてあはき柔の国家資格があるんでしょ?国家資格なのに無くなる訳も無いし、仕事はできるじゃん」
そういう先生もいらっしゃるかも知れません。
では、法律の観点から見てみましょう。
あはき法、柔道整復師法では「施術行為」の担保=保証をしているだけです。
資格があるから施術をしても構わないよー、ってことですね。
その他はどうでしょう???
療養費全般しかり、部位制限(柔)、同意書(鍼)などについてはどこで担保されていますか???
労災取扱も生活保護取扱も、どこで担保されているでしょう???
実は「何も担保されていません」
国家資格を持っていて、業が行える「だけ」です。
施術行為はしてもいいけど、その他の運用については通知通達でやってくねー、というスタンスです。
労災の場合で言えば、施術はしていただけます。
でも施術と労災適用=施術費用の支払いは別、ということです。
施術はあはき柔法、労災適用=支払いは通知通達で運用されています。
じゃあ、議会の議決が必要とならない通知通達が廃止されたらどうしましょう???
労災の患者さんは施術することはできるけど、労災からは支払いできませんよー、ということになりませんか?
部位制限や長期逓減・多部位逓減はあるし、はりきゅうで保険を使おうとすると同意書が必要です。
あれ?でも、施術自体に対する制限はありませんよね???
そこだけは法律で決まっているから、制限はできません。
しかし運用次第ではいくらでもあはき柔の首を締めることはできる訳です。
だって、払わなければいい=払う根拠(通知通達)を改正または無くしてしまえばんですから。
ここをお分かりいただければ、行政による通知通達があはき柔の首を締めまくっている原因だということが見えてくると思います。
あはき柔は「自爆」しているのか?それとも。。。?
これは、政治に興味が無い・選挙に行かないあはき柔のせいでしょうか?
「私は自費なので関係ない」と知らん顔をしているあはき柔のせいかも知れませんね(笑)
はきは療養費以外でも、介護支援専門員にはなれるけど機能訓練指導員になれないじゃないですか。
柔道整復師は何もせずに介護支援専門員になれる訳はないですよね。
あはきより効果的な対策を柔道整復師が「何か動いた」訳ですよ。
いや、もしくは「どこへ投票しなければいけないか?」さえ分かっていないあはき柔のせいでしょうかね??
もしくは、何も解決してくれない候補(将来にわたってもありません)の応援をしている一部の公益社団のおかげで票が分散されているからでしょうか??
いったい、何があはき柔を苦しめているんでしょうかね?