- 『広告をすれば患者さんが来る』
- 『広告をしないから患者さんが来ない』
- 『広告をしたけれど患者さんが来ない』
- 『広告をしたから患者さんが来た』
そもそも、投資をしないで患者さんが来るのを待っている時点でアウトだけれど。
まあ、まさかそんな人はいないと思うのでそこは割愛。
マーケティングをすると売上が上がる、と勘違いしてる人がほとんどで。
なので広告などのマーケティング(とも呼べないけど)をしたけど売上が上がらなかったというクソみたいなことを言う人がほとんどなので、大きな間違いを指摘する。
マーケティング→売上、っていう二つの階層で売上が上がる訳がない。
事業遂行の段階をピラミッドにすると、こういう人はピラミッドにならない。
二階層しかないから(笑)
ピラミッドの
- 一番上はミッション
- 二番目は戦略
- 三番目は戦術
- 最下層は実行。
最下層の前にプランの作成や準備があるのは当たり前。
で。
ピラミッドは最下層からスタートしてミッションを目指すと失敗する。
MBAを持ってても仕事ができない理由は、MBAも積み上げ式のモデルだから。
ピラミッドは上からスタートする。
第一階層〜ミッション・2つの分類
まず、ミッションはなにか?
難しくなるのでいくら売上が欲しいか?でもいい。
ミッションには ・ミッション ・ビジョン があるからそれぞれ別に考える。
夢だけ語ってもしかたないので、ミッションは夢でも理想でもいいからビジョンは少し現実的に。
ちなみにビルゲイツは『パソコンを一家に一台普及させよう』からMicrosoftをスタートさせた。
Windowsは戦術、サードパーティは戦略。
孫正義は『ネットって面白いな』ってな訳でパソコン雑誌を発刊するところから始めた。
appleは『この世に存在しないものを提供』しようとして始まった。
ミッションからスタートしていたから「ネット環境が進んでない」とか「パソコンなんてまだまだ普及しないから」とか言ってたとしたら、WindowsもSoftBankもappleも全く違う会社になっていたかも知れない。
第二階層〜戦略・2つの分類
その次に戦略。
戦略には ・ビジネスモデル ・マーケティング の2つ。
ビジネスモデルを作って、それを最大化するためのマーケティングを考えないと損失が出る。
第三階層〜戦術・2つの分類
その次が戦術。
戦術には ・システム ・ノウハウ の2つ。
システムがあって、それを最大化するノウハウが必要。
第四階層〜実行・2つの分類
そして実行。
実行には ・マネージメント ・マニュアル の2つ。
そしてその下に準備。
こうしていくと
- ミッション
- 戦略
- 戦術
- 実行
↓
↓
↓
となる。
ミッションがないと戦略が組めないし、戦略がないと戦術が組めない。
戦術がないと実行できない。
なので、このピラミッドは下から積み上げるんじゃなくて上から降りていく。
実行のマニュアルは再現性があることと、マネージメントでそれを動かす為に。
戦術は『どう戦うか?』なので戦う為のノウハウとそれを最小限の労力で行えて、かつシステムを作って誰もができるように可視化する。
戦略は競合の中で勝ち残る為にどうやって戦術を使って行くか?なので外から見て分かりやすいビジネスモデルと、それを広める為にマーケティングがあり。
最後にミッション、ビジョンとなると、積み上げる中でズレが出る(笑)
やっぱり上から。
- いくら売り上げたいのか?
- 実際、キャパとしてはどれくらいこなせるのか?
- どんなモデルでキャパを生かすのか?
- そのモデルをどうやったら広められるのか?
- 稼働させるためのシステムはどうするのか?
- システムを効率良く動かすノウハウは?
- ノウハウを確実に稼働させるマネージメントは?
- マネージメントをするためにどんなマニュアルがあれば、分業や教育できるのか?
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
の順番で考えると、チラシを撒いたのに来ない→なのでチラシは効果がない、なんていうバカな発想にはならない。
ミッションもビジネスモデルもないのに、どーやってマーケティングするの?って話。
スプリットテストもしないで、どうやってマーケティングするの?
ってことにもなるので、スタートはミッション、ビジョンから。
それを考えられれば『今、なにをしないといけないか?』がやっと分かる。
なのに、広告会社に『患者か来るようなチラシを、出来るだけ安く作って!任せるから』って言ったらバカを丸出しにしてるようなもんだと。
しかもそれで『分かりました!』って言う広告会社もバカをさらけ出してるってことは頭に留め置いてもらいたい。