はい、夢を見るのは勝手なので妄想を膨らませてみました(笑)
構造改革特区は「構造改革特別区域法」第2条を根拠とします。
第二条 この法律において「構造改革特別区域」とは、地方公共団体が当該地域の活性化を図るために自発的に設定する区域であって、当該地域の特性に応じた特定事業を実施し又はその実施を促進するものをいう。
2. この法律において「特定事業」とは、地方公共団体が実施し又はその実施を促進する事業のうち、別表に掲げる事業で、規制の特例措置の適用を受けるものをいう。
3. この法律において「規制の特例措置」とは、法律により規定された規制についての第四章で規定する法律の特例に関する措置及び政令又は主務省令により規定された規制についての政令又は主務省令で規定するこれらの規定の特例に関する措置をいい、これらの措置の適用を受ける場合において当該規制の趣旨に照らし地方公共団体がこれらの措置と併せて実施し又はその実施を促進することが必要となる措置を含むものとする。
特区としては構造改革・国家戦略・先端医療開発・復興・総合などの制度があります。
あはき的には「構造改革特別特区」が近いかなあ、と思って取り上げてみます。
まあ、あくまで夢を見ただけであって積み上げて行けばできないかも知れませんが夢を見るのは自由。
そして、夢を現実にするには法律を変える「政治の力」を期待してみたりします。
構造改革特別区域法(平成十四年十二月十八日法律第百八十九号)
構造改革特別区域法第三十四条に(政令等で規定された規制の特例措置)という部分があります。
第三十四条 地方公共団体が、その設定する構造改革特別区域において、政令又は主務省令により規定された規制に係る事業(以下この条及び別表第二十四号において「政令等規制事業」という。)を実施し又はその実施を促進する必要があると認めて内閣総理大臣の認定を申請し、その認定を受けたときは、当該認定の日以後は、当該政令等規制事業については、政令により規定された規制に係るものにあっては政令で、主務省令により規定された規制に係るものにあっては主務省令で、それぞれ定めるところにより、規制の特例措置を適用する。
お!
なんとなく良さそうな事が書いてありますねえ^^
「地方公共団体が特区内において、政令等規制事業を実施する時は認定を受ければ規制の特例措置が適用される」
できたらいいなあ、あはき特区の内容
地方公共団体がどこであるかはまあいいです。
仮にA市としましょう。
あはきを介護保険のフォーマルサービスに指定する
あはきの施術に同意書を必要としない
はきが機能訓練指導員になれる
という内容の「あはき国家戦略特区」
先だって、介護保険の予防事業が市町村に委託されました。
<あはきを介護保険のフォーマルサービスに指定す
はきが機能訓練指導員になれる
要支援者に対する介護予防給付(訪問介護・通所介護)については、市町村が地域の実情に応じ、住民主体の取組を含めた多様な主体によ る柔軟な取組により、効果的かつ効率的にサービスを提供できるよう、地域支援事業の形式に見直す。
平成26年よより、順次要支援者の事業が市町村に移管されるようになりました。
市町村=地方公共団体ですよね?
ということはこの計画にあはきを有効活用した事業を組み込み、あはきをフォーマルサービスに加えることは可能な訳です。
もともとインフォーマルサービス資源の活用を厚労省が通知で出していたこともあります。
どうしても最近では、介護保険でのインフォーマルサービスにはボランティアやNPOが出て来る事が多いです。
なんで、ここに頻繁にあはきが出てこないのか?
これもダメな方の先人が何もしてこなかったからでしょう。
あはきの施術に同意書を必要としない
これも、このブログを読んでいただいてる方はピンときたはずです。
あはきが療養費を取り扱うための「同意書」は政令又は主務省令により規定された規制です。
つまり厚労省の通知通達で行われているものなので、構造改革特区では申請により特例措置が適用されると解釈してみました。
つまり
A市が予防事業であはきの活用を事業として行うために申請を行い、政令又は主務省令により規定された規制の特例措置を受けると実現するんではないかという話です。
確かに訪問リハや訪問看護に比べると、費用も安価で行えますからね。
A市では
・デイサービスにはき師が機能訓練指導員として活躍している
・介護保険のフォーマルサービスとして訪問リハや訪問看護と同等に選択がされる
・訪問が必要な場合でも同意書を必要とせずに施術が可能である
・そして、費用対効果であはきが評価されて市町村の財政健全化にも寄与する
↓
そして成功事例として全国の市町村に広がっていく。
まあ、不正請求をやらかせば永遠に出番はなくなり退場という事になりますんで高い倫理観が必要ですが。
ダメですか?
どうせ、できませんかね?
医療に関わる一員として、求められて仕事ができて貢献ができる。
あはき師のみなさん、こんな未来があってもいいんじゃないですかね???
いいでしょ?こんな夢を語っても(笑)
語らないと、向こうから来ないですからね^^