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治療院と政治 治療院経営

あはき師も柔道整復師を笑えない

更新日:

2017年11月20日、第16回あはき療養費検討専門委員会が開催されました!

もちろん、知ってますよね?

内容、読んでますよね?

情報収集してますよね?

まさかとは思いますが、復習の意味も込めてリンクをば。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000189067.html

  
  

あはきが柔整を笑えない訳

ズバリ、議題はこれだからです。

○議題  あはき療養費の不正対策(案)

もうとんでもない方向に進んでいるようですよ?

確かに分かっていてやってるのか、分かっていなくてやってるのかは別にしてあはきにも療養費の不正事案がある訳です。

分かっているなら丸々アウトとして療養費の枠組みから弾き出せば良いだけ。

分かっていなくてやっているなら、あはき師としても業界としても自殺行為です。

特に会社組織で「訪問マッサージ」をやっているところやFC制で展開しているところ。

この辺りは良く耳に入ってきます。

ええ、はき師としてもですがケアマネとしての立場でも色々耳に入ってきますよ?

疑念を持たれているあはき師の側に立つことは絶対にありませんので、先に表明しておきます。

実質的に受領委任完全実施とならない「受領委任導入」に向けて、不正対策の実施を求められている前提での委員会ですが。

完全実施でないのであれば、受領委任導入延期止むなしの方向で委員会に臨むべきである。

体をなさない受領委任導入を焦って、あはき師の業権まで差し出すべきではない。

  
  

不正対策(1)〜施術報告書の意味

ここを読んで、????と思わないあはき師がいるんだろうか?と思う内容。

医師の再同意に関して期間を現在の3ヶ月から6ヶ月に延長。
施術者は「患者の状態、経過」と「施術の内容と頻度」を記載した「施術報告書」を医師に送付し、医師がその内容を確認し直近の医師の診察に基づき再同意を行う仕組み。

ちょっと待て。

いつからあはき師は医師の配下になったんだ?

介護保険のフォーマルメニューにあはきが入ったならこれは受け入れるべき。

チームとしての介護が円滑に動くためにケアマネ等に情報を集約させる必要がある。

でも、これって療養費の話ですよね?

しかもこの案を出して来ているのは保険者側でも、まさか業界側でもありません。

厚生労働省です。

医師の指示の下で業務を行うコメディカルと違って、あはき師がなんでここまでやられないといかんの?

逆に考えてみなされ。

医師とあはき師を同列にしているんではなく、「開業権が認められている資格者」としての考え方です。

もし、診療所の医師が病院から患者さんを紹介されて往診を行ったとする。
診療所の医師は「患者の状態、経過」と「治療の内容と頻度」を記載した「治療報告書」を病院に送付し、病院がその内容を確認し直近の医師の診察に基づき往診継続の再同意を行う。
こんな医師が行う医業への介入を、医師なら受け入れますか???

馬鹿な議論もほどほどにして欲しいもんですが、実際にこれが議論されていることが驚き。

不正対策(2)〜往療料の算定

個人的には、往療を含めた1回あたりの施術費用は「通院できない患者さんの元へ資格者が赴き施術を行う」ための総費用だと思ってましたが違ったようです。

厚労省は「往療料は何に対して支払われているのか?」という保険者側からの質問にこう回答した。

往療に出向いている時間、その時間に施術所で施術できないことに対する機会喪失の費用

などと回答したようですよ?

はい、医師とあはき師を同列に扱うつもりは毛頭ございませんが。

次の表を見て下さい。


出典:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/10/dl/s1012-9c1.pdf

平成17年10月12日、中医協(中央社会保険医療協議会)での資料「診-2-2」です。

ここにはこうあります。

往診料・・・患家の求めに応じて患家に赴き診療を行った場合に算定できる。

普通こうでしょ。

では厚労省の説明を並べるとこうなる訳です。

医師の往診料とは、患家の求めに応じて患家に赴き診療を行った場合に算定できるもの

あはき師の往療料とは、往療に出向いている時間、その時間に施術所で施術できないことに対する機会喪失の費用

この程度にしか見られてないってことですよ、奥さん。

しかもまだある。

「施術料より往療料の方が算定金額が高く、マッサージ療養費全体の6割を占めている」

はあ????

1回3300円前後であはき師は往療を行っている訳で。

施術費用1500円として、それより高い(1800円)が問題だったら包括で2500円にでもすれば気が済みますか?

そもそも1500円が安すぎると、誰も言わないんですか?

ちなみに医療で行われる訪問リハの基本は20分302単位(3020円)

1日当たり20分×2も算定できる。
20分302単位、40分616単位、60分924単位。
20分換算で週6回が限度。

加算は以下のようなものがある。

  • サービス提供体制強化加算 6単位
  • 短期集中リハビリテーション加算(1日あたり)200単位
  • リハビリテーションマネジメント加算Ⅰ(1月あたり)60単位
  • リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ(1月あたり)150単位
  • 社会参加支援加算(1日あたり)17単位。

医師とも理学療法士とも比較する必要もつもりもないです。

ただ、これだけは考えてみて欲しい。

あはき師が往療に行く価値は「3000円強」もないのでしょうか?

不正請求をするあはき師を業界から叩き出すつもりはないんでしょうか?

あはき師、ほんとにいいの?これで?

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