治療院でもホームページを持っている院がだいぶ増えてきました。
と、なってくるとホームページの「費用対効果」について、考えないといけない院も増えていると言うことになります。
基本的には費用を回収できなければ、ホームページの意味はないです。
「持っているだけ」になりますし、地図と受付時間・休診日が分かればいいんでないかい?って勿体無い先生も多いでしょう。
制作費は1年くらいで回収できないとキツイですね。
プラス、毎月かかる費用が賄えることが最低条件です。
さて、先生の院の費用対効果は一体どうなっていますか???
ホームページの費用対効果〜測定法
色んな意見がありますけど、超シンプルなのは「聞く」ことです。
問診票の来院動機に「ホームページを見て」という項目があればオッケーです。
月に何人、「ホームページを見て」に○を付けてくれた新規の患者さんがいるのかを数えるだけです。
カルテにシールを貼っておけば、その後の追跡も簡単ですよね。
あとは算数です。
「ホームページを見て」に○を付けてくれた新規の患者さん×初回治療費、を計算するだけです。
それに継続の平均or個別の治療費×継続回数を計算して足せばオッケーです。
1ヶ月計算すれば「ホームページによってもたらされた金額」がザクッと出てきます。
あんまり細かいことをやると疲れてしまってやらなくなってしまうので、これくらいで良いかと思います。
「誰かから紹介してもらったけど、ホームページを見たに○を付ける人もいるじゃないか!」と言うこともできますが、んなことはどうでもいいです。
純粋に「ホームページが存在して、見てくれた」ってことで良いです。
費用対効果と投資対効果の違い
これは短期か長期か?でざっくり分ければいいと思います。
費用対効果の考え方
費用対効果(CP)は単純に短期的に「月にかかる費用に対していくらの金額が返ってきたか?」で良いです。
あとはブログを更新したことによって、来院が促されたのであればその効果に対するROIと考えても良いでしょう。
ROI=Return On Investmentとは?
コスト対効果として考えてもらって結構です。
一応、公式を挙げておくと
(売上-売上原価)-投資コスト}÷投資コスト✕100 (%)
で計算できますが、ややこしいので触れません。
商品の販売だとわかりやすいですが治療院では売り上げ原価を計算しにくいこともありますし、投資コストを把握していない先生も多いので。
他にROAS(広告費用対効果)やCPA(顧客獲得単価)がありますが、もっと触れません(笑)
投資対効果の考え方
投資対効果は「ホームページがあることでいくらの金額が返ってきたか?」で良いです。
例えば、今日明日に公開したようなホームページでは
「前からホームページがあることを知っていたんですけど、なかなか勇気が出なくて」
と言うような効果は期待できません。
ブランドがあることでの効果がある場合は、その効果に対してのROIとなります。
これに短期的なROIを加えたものが投資対効果としてのROIとなります。
制作費の償却を考えれば投資対効果で考えた方がわかりやすいと思います。
ホームページに関してのROIを改善(上昇)させる方法
既存のホームページと、新規に制作する場合で異なります。
①既存のホームページの場合
まずは効果が上がっていない場合は、改善を行うのが最初になります。
業者に頼んでいる先生は業者に改善点を伝えて改善してもらいましょう。
でも、ここで「ページの修正は○万円」「バナーを入れたら○万円」というようにどんどん追加料金がかかる場合は次の②を参考にして下さい。
現在、効果が見られないホームページを製作した業者にお金を払って改善してもらってもほぼ期待できません。
お金を払って爆発的な効果が出るなら、最初から出ているはずです(笑)
あとは、修正を繰り返しても基礎的な部分で問題がある場合がほとんどですのでお金を追加しても無駄になることが多いです。
ダメならスパッと頭を切り替えた方がいいです。
②新規でホームページを考える場合
・相場を考えよう〜高額なものは避ける
あまりに高額なのはやめましょう(苦笑)
ダメだった時に取り返すのが大変です。
製作メニューによって上下しますが、相場ってもんがありますので。
・相場を考えよう〜あまりに低額なものも避ける
あまりに安いのも考えものですが、最低限のものでいいやって先生を止めることもしません。
安さはわかりやすいですが、安く見えて長期的にどうかしらってのがありますので気をつけましょう。
それは「月額料金のみ・作成費用は不要」のパターンです。
これ、5年なので笑えるレベルですけど10年なら笑えないですよ(苦笑)
140万の差が出ます。
・何をしてくれるのか?をしっかり確認!
トップページと肩こりや腰痛の固定ページを5ページ製作して、あとは自分でやって下さいって業者もあります。
ブログの書き方も教えます、と言った業者で製作した先生に面白い話を聞いたこともあります。
マニュアルに検索数の多いキーワードでは勝てないので「ニッチなキーワードを狙いましょう」って書かれていたそうです(笑)
ニッチなキーワードって、余計に検索されにくいんですけどね。
だってニッチだもん(笑)
ブログの書き方をしっかり教えてくれて、アクセスや効果を分析して修正をしてくれるような業者さんだったらグッドですね。
・必要なさそうで必要なもの
例えば、PC・スマホ両方に対応しているレスポンシブデザインならいいですが対応していなかったらスマホサイトは必要です。
レスポンシブでも痒い所に手が届かない場合もあるので、要望にもよりますが。
あと、リライトというのも必要な場合がほとんどです。
ブログを書いたら、キーワードやタグを入れて検索されやすように修正することをリライトと言います。
リライトが必要なくなれば止めればいいですが、検索されないブログを書き続けても効果がないので。
あれば使って欲しいメニューですね。
僕はそれに加えて「ブログ書けてませんよー」っていうアラートも出しますし、新しい情報が入れば試験運用して見て効果を計測してみたり(笑)
メルマガ発行のシステムを組み込んだり、問診票のダウンロードを設定したり。
動画を撮影したり編集したり、もう趣味の領域ですね(笑)
自分のホームページみたいに管理させてもらえる「縁」に感謝していますが^^
せっかくですので、ホームページを持つならROIの数値が高いホームページにしましょうね!というお話でした^^