治療院の先生で、ネットに詳しかったりホームページを自作できる先生はまだ少数派のようです。
「仕方ないよねー」
はい、そりゃ仕方ないですよ。
でも、ホームページを作る時にこれは知っておかないといけないことがあります。
良質なサイトを作るためのアドバイス
こんなブログが存在します。
Googleがウェブマスター向けに出しているブログです。
ややこしいところはありますが、すごく基本的なことも書いています。
そこは素人でも読める部分です。
「良質なサイトを作るためのアドバイス」という見出しですが、アドバイスしているのはGoogleさんそのものです。
良質なサイトを作るためのアドバイス
良質なサイトとはなにか?についてのGoogleの見解はこうです。
Google の現在の検索アルゴリズムについて気にするよりも、あなたのサイトの利便性を可能な限り高めていくことが重要
非常に簡単です。
これだと、ネットに詳しくなくても理解できると思います。
そして、Googleさんについてもう一つ重要なことがあります。
Googleが掲げる10の事実
これは、先ほどのものとは違ってGoogleの目標と言ってもいいかと思います。
Googleが設立された数年後に策定され、見直しているそうです。
10の事実から外れないようにするという「Googleの理念」でもあります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
僕はこう解釈します。
検索エンジンのシェアは圧倒的にGoogle
現在、ネット検索のシェアは全世界・全てのデバイスで、
世界的にも圧倒的にGoogleが支配しています。
日本に限れば、特徴的にYahoo!の割合が多いのが特徴です。
「でもYahoo!が25%でしょ?」
はい、Yahoo!とGoogleそれぞれの対策をしないといけないんでしょうか?
それについてはGoogleからの発表があります。
2001 年から 2004 年にはヤフー株式会社に対し、Google の検索エンジンを提供していました。そして、本日、ヤフー株式会社に対して再び検索技術をライセンス提供することになったことを発表いたします。
2010年7月からYahoo!はGoogleの「検索エンジン」を使用しています。
実は2001年から2004年もGoogleの検索エンジンを使っていましたが、6年空いて再度検索エンジンをGoogleにしました。
検索結果は全て同じになる訳ではありませんが、Yahoo!のサービス(Yahoo!ニュースやヤフオク)が独自要素として検索結果に加えているだけです。
ということはYahoo!で検索しても「ほぼGoogle」なんです。
GoogleとYahoo!を合計すると95.27%。
Googleを理解するだけで十分だということが分かっていただけましたか?
ここは重要!かも?
検索エンジンのほぼ全てを握っているGoogle、その10の真実を見ると治療院に関しては以下の3つは最低限押さえておいた方がいいかと思います。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
検索してきてくれる「また見ぬ患者さん」の利便性「のみ」を考えましょう。
Googleさん曰く、「治療院の売り上げを上げるためにGoogleはあるんではない」ということです。
「治療院の経営をよくするためにGoogleがあるのではない」ということになります。
『検索してきてくれる「また見ぬ患者さん」の利便性が向上すれば、あなたの治療院の役に立つでしょ?』
Googleさんの言うように作らないホームページを作ると『ホームページ業者』が儲かるだけです。
利便性が低いと先生は損をしますし、ルールに外れたホームページを出されたGoogleさんも何も得はしません。
きっとGoogleさんはこんなことを言ってるんではないでしょうか?
自己主張だけのホームページはダメです、ということにもなります。
情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
スマホで見ても見やすいようなホームページを目指しましょう。
スマホ専用サイトでもいいですし、レスポンシブでもいいです。
検索してきてくれる「また見ぬ患者さん」が十分な情報を見ることができて、利便性が高まればいい訳です。
ちなみにスマホはデータを消費します。
無駄にデータを消費させないサイトであることも必要です。
「すばらしい」では足りない。
Googleが目指している「すばらしいもの」の足を引っ張らないようにしましょう。
ホワイトハットと呼ばれるSEO対策は構いません。
ブラックハットと呼ばれるSEO対策をして、Googleさんの足を引っ張らないようにしましょう。
ブラックハットを用いたホームページはGoogleが目指す「すばらしいもの」ではありません。
ホームページを作れなくても、業者に頼むとしても依頼者としての「舵取り」として知っておくべきです。
- 「ブラックハットはしないでください」
- 「この提案は、まだ見ぬ患者さんの利便性を向上させますか?」
- 「まだ見ぬ患者さんの欲しい情報は見やすく表示されますか?」
- 「スマホでもみやすいですか?」
は指示・要望できますよね?
依頼主は先生ですから、業者さんに丸投げしてはいけません。