「電話で営業が掛かって来たんで、SEO対策をしてもらったんですけど」という話をたまーに聞きます。
じゃあ、逆に聞くことがあります。
「SEO対策が成功したとして、何が変わるんでしょう?」
いったい治療院のホームページは何のためにあるんでしょう?
ホームページにの順位やアクセス数に振り回される治療院業界
PPCやFacebook広告を出している業者さんのページを見ても、
「検索順位が1位になりました!」
「SEO対策のおかげで順位が復活しました」
なんてキャッチコピーが溢れています。
正直、どうでもいいです(笑)
「新患さんが月に3人から20人になりました」
3人しか来なかったホームページが問題です。
ちゃんと作っていなかった事を問題視しましょう。
「検索順位が1位になりました!」
一位でも患者さんが来ない治療院もありますが?
「SEO対策のおかげで順位が復活しました」
そもそも2018年8月のGoogleアルゴリズムアップデートで順位が大きく落ちるホームページが問題なんです。
というか、2018年8月のアルゴリズムアップデートは何を対象にしたか?を知ってますか?
いわゆる「YMYL」に関するクエリを対象にしたものでした。
「YMYL」とはYour Money or Your LIFEの略で、人生を変えてしまうかもしれないお金と健康についてGoogleは重要視しています。
The August 1, 2018 Google Update strongly affected YMYL sites.
このアルゴリズムアップデートで順位が大きく下がったり、下がったまま戻らない場合は「Your LIFE」に当たる「医療系ページ」として排除されたことになります。
Google Medic Update: Google's Core Search Update Had Big Impact On Health/Medical Sites
後述しますが、Googleに評価されていないホームページだったということです。
また、Googleは厳しい検索品質評価ガイドラインを持ち、そしてそれを公表しています。
上部にYMYLについての記述が確認できます。
Googleに評価されているホームページなら、順位の変動はあれどアップデートの影響が収束してくれば順位も戻ります。
逆に上がっているサイトもありますが、良いホームページが多いですね。
そもそも治療院のHPは何のためにあるのか?
少しキツイ言い方になりますが、治療院のホームページって何のためにあるんでしょう?
色んな相談を受けたり、情報収集をしてみるとほぼ外さない特徴があります。
「PPCをかけても問い合わせが無いのでなんとかしたい」
「今のホームページは集患できないのでリニューアルしたい」
分かります????
ぜーんぶ、自分のことなんですよ。
違います?
上記の悩みで困るのは誰でしょう?
そう、患者さんではなく治療院の先生が困るからという理由なんです。
自分の利益や、治療院の売上のために作ったホームページが患者さんの悩みを解決するでしょうか?
治療院のHPには小手先のSEO対策なるものは必要ない
逆にこんな問い合わせは一回もありません。
「きっと地域で色んな症状にお悩みの方の役に立てるはずなのでなんとかしてくれないか?」
こんな問い合わせは一回も聞いたことがありません。
そうです、治療院のホームページは「何らかの症状で困っている方」のお役に立たないと意味がありません。
しかもネットで検索している人って素人さんですよね?
自分のことばっかり書いているホームページに魅力を感じるでしょうか?
患者さんのお悩みは小手先のSEO対策で解決するんでしょうかね?
そこんとこを良く考えていただきたい。
治療院のHPにはなにが必要なのか?
簡単です。
患者さんの目線に立って、患者さんの困っている悩みを解決できればいい訳です。
それが例え、自院でなく他院に通院するきっかけになってでも、です。
重要なのは、
- 患者さんの目線に立つこと
- 患者さんが何に困っているのか?に対して的確なAnswerを提示すること
- そもそも制作時にあとからSEO対策をしないといけないものを作らない
あとは、一度で良いのでGoogle が掲げる 10 の事実に目を通してみることをお勧めします。