いやー、不正請求が止まりません。
どんどん記事を書いて、保険者がキッチリ審査してくれればいいのになーと念を込めて書いています(笑)
柔道整復師は、広告違反や不正請求において「いいとこ取り」をしてオリジナルルールを作るのが得意です。
もしくは「保険に詳しいらしい人」に聞いたものを盲目的に信じてしまう傾向があります。
そして、それに輪をかけるのが平気で間違った請求指導をする「請求団体」「レセコン屋」です。
もう、ムチャクチャです(笑)
代表的なのが「1ヶ月空くと初検になります」ってやつですね。
どこにも書いてないようなルールを、いったい誰が決めたんでしょうかね?
今回は「不正請求はダメだよ?」と言ってもなかなか分かってもらえないので、交通違反に例えてみようと思います。
見つからなければ飲酒運転にはならない?
飲酒運転の厳罰化が行われて久しいですが。
まだ、飲酒運転をしている輩はいるようですね。
言っても分からないなら捕まるしかありません。
さて、柔道整復師の不正請求ですが「バレてますよ?」
そもそも何が不正請求なのか?を知らない柔道整復師が多すぎます。
不正請求〜初級編
調べれば分かる、っていう単純なやつですね。
日数を増やす「水増し請求」
実際の施術日以外に施術を行ったものとして、施術日数を付け増して、療養費を不正に請求していた。
近畿厚生局
負傷部位を増やす「付け増し請求」
施術を行っていないにもかかわらず、施術を行ったものとして、療養費を不正に請求していた。
近畿厚生局
今でもこのレベルの不正をやっているなら、ある意味大したもんです。
保険者には完全に把握されてます。
他にもこんなのが。
柔道整復師としてどう思いますか?
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師が行った施術を、柔道整復師が施術を行ったものとして療養費を不正に請求していた。(その他の請求)
関東信越厚生局
患者に施術を行っていない月であるにもかかわらず、療養費支給申請書を作成し、受取代理人欄の氏名を施術管理者が自筆していた。
関東信越厚生局
・経済上の利益の提供により、患者が自己の施術所において施術を受けるように誘引していた。
・患者から支払いを受ける一部負担金について、減免又は超過して徴収していた。
中国四国厚生局
不正請求〜中級編
調べたら分かる初級編と違って、患者さんとグルになってたらわかりにくいやつです。
もしくは患者さんも騙されているかのどっちかです。
他の施術をしたのに柔道整復療養費で請求する「振り替え請求」
たまに聞くのが「鍼も保険でやってくれた」ってやつです。
よく聞いたら医師の同意書なんて知らないという。
鍼の施術を柔道整復療養費で「振り替えて」請求するってやつですね。
まあ、僕の耳にも入ってくるくらいですから保険者には「バレてますよ」
不正請求〜上級編
初級編、中級編というのは難易度ではありません(笑)
調べれば分かる、というレベルですよね。
上級編は違います。
「自分は不正をしているつもりがないのに不正請求になっている」パターンです。
実はこれが一番、タチが悪い。
だって、自覚してないんですもん。
不正請求〜番外編
今まで、不正請求で処分された柔道整復師の処分理由は「明らかな不正請求」でした。
最近の処分理由で目につくのは不当請求です。
(2)不当事項
初検時相談支援料について、患者へ説明した内容を施術録に記載していないにもかかわらず、療養費を不当に請求していた。
近畿厚生局
まだ、初検時相談支援料を算定してる先生っているんですか???
算定自体は問題ないかもしれませんけど、何を書いてもアウトになるような算定は怖くてできないんですが。。。。
「レセコンが勝手に算定した」?ふざけんな!
そう言うと
「レセコンが勝手に後療三法で算定するんですよー」
「初検時相談支援料が外せないんです」
とか言い訳をします。
んなもん、知るか。
レセコンのせいにするんじゃない。
柔道整復師が「保険請求を知らない」から起きたことでしょう。
後療三法が勝手に算定されるのはいいじゃないですか、そう言う設定なんだから。
問題は「温罨法をしていないのに算定を外さなかった」柔道整復師です。
「初検時相談支援料が外せないんです。」
んなもん、知らんがな。
外せないレセコンを使い続けて、柔道整復師免許を危険に晒してるのは誰ですか?
使い続けて、それで請求を続けている柔道整復師でしょう。
人のせいにするのも情けないけど、レセコンのせいにするって恥ずかしくないですか?
だって、パソコンにインストールされているレセコンは「あなたが打ち込んだ通り」に出力するんですよ?
パソコンが気の毒ですわ。
あれ?ちゃんと説明していたら「交通違反」に例えるスペースがなくなりました(笑)
続きは次回に^^;