まー、またバカがやってくれましたねー
↓元記事はコチラ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171110-00010007-nishinpc-soci
この記事を読んで「なんて悪い奴だ！」と思った柔道整復師は普通です。
おめでとうございます。
「なんでバレたんだろう」と思った先生、なかなか鋭いw
結局、詐欺ってなんだよ？
詐欺罪は刑法246条に規定されております。
構成要件は以下のような感じ。
人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする（例えば無銭飲食や無銭宿泊を行う、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービスを不法に受けること。 また債務を不法に免れたりすること。） 行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。
わざと交通事故起こし、治療装い保険金2241万円詐取 男女20人以上逮捕
損保会社を欺いて財物を交付させてますよね？
「わざと起こした」事故で治療を「装い」財産上不法の利益を得てますよね？
逮捕された20名以上に「わざと起こした」事故で治療を「装い」保険金を得させる行為、を内容としてますよね？
ね？丸々アウトです。
だいたい、こういうので発覚するのは「取り分に対する不満」で通報、です。
まさかの逮捕はありますよ？、の例
ある地方都市でこんなことがあったそうです。
柔道整復師Aが追突事故に遭い、柔道整復師Bの経営する整骨院に通院。
最終的に詐欺で逮捕されました。
「お互い柔道整復師なんでしょ？自賠責について理解している人がなんで逮捕？？？？」と思いません？？？？
超低レベルな経過です。
Aが海外旅行に行く事をBに知らせず、Bは海外旅行に行っている日も請求。。。。。
そりゃ逮捕されますわな。
というか、この場合は厚生局の監査や個別指導・療養費取扱停止とか返還すりゃいいってレベルじゃ無いですから。
前科つきますよ？？
ちなみに罰金以上の刑罰を受けた場合は欠格事由に相当しますので、最悪取り消しですよ？
この程度の認識で不正請求をしている柔道整復師も存在するんです。
真面目にやっている柔道整復師にとっては迷惑この上無いんですが。
まあ、療養費で明らかに搾取目的なら禁固懲役を課せばいいんですよ。
そこまで覚悟を持って不正請求する柔道整復師はいませんから。
「刑法犯として捕まらない」し「お金を返せばいいんでしょ？」なので、不正・不当請求が後をたたない訳です。
柔道整復師が詐欺と思っていない「詐欺」もある（昔話）
あえて「昔話」にしてます。
だって、昔話ですから仕方ないです。
1日しか通院してないのに、10日通院「したことにして」摘発された柔道整復師っていましたよね？
1部位（1ヶ所）しかケガをしてないのに3部位（3ヶ所）をケガ「したことにして」摘発された柔道整復師っていましたよね？
ひどいのになると通院してないのに、予備の自署を使って通院「したことにして」摘発された柔道整復師っていましたよね？
それ、詐欺ですよ？詐欺！
不正請求や付け増しとか言ってますけど、ただの詐欺です。
売春を援助交際、窃盗を万引きなんて言ってるのと同じレベルです。
なぜ柔道整復師が自らの詐欺に気づかないのか？（昔話）
いくつか原因はありますよね？
あくまで昔話ですが。
①そういう風に習った（師匠や以前の勤め先で）
②みんなやってる
③施術単価が安いから、そうでもしないと（以下略）
まあ、こんなの全部言い訳ですけど。
これが「何が悪い」って人はさっさと監査が来た方がいいですよ。
再出発は早い方がいいですから（結構、親切心で言ってるw）
初検時相談支援料は捨てろ！
っていうか、これ分かって算定してますか？？？？
レセベースでこれが通っているのは「たまたま」ですよ？
これが個別指導や監査で「100%オッケー」になる根拠をお持ちの柔道整復師さんはご連絡を。
カルテに４項目印字されて、それぞれの頭に□があってそれにレ点を入れるというだけをやってる柔道整復師はいませんか？
カルテ不備でアウトですよ？
素晴らしいですね、ちゃんと書いている柔道整復師ってどれだけいるんでしょう。
でも、100%では無いですね。
どれだけ書けばオッケーなのか？ってどっかに書いてますか？？？？？？？
はい、復習です。
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初検時相談支援料の取扱いについては，以下によること。
(1)
初検時において，患者に対し，施術に伴う日常生活等で留意すべき事項等をきめ細やかに説明し，その旨施術録に記載した場合に算定できること。
具体的には，
① 日常生活動作上での励行事項や禁止事項（入浴，歩行，就労制限等）
② 患部の状態や選択される施術方法などの詳細な説明
③ 受領委任の取扱いについての説明
④ その他，柔道整復飾が必要と認め，懇切丁寧に行う相談支援
とする。
(2)
同月内においては，1回のみ算定できること。また，6により初検料のみ算定した場合においては初検時相談支援料は算定できないこと。
良く見てくださいね。
きめ細やかに説明し，その旨施術録に記載した場合に算定
何文字書けばオッケーなんでしょうね？？？
レ点チェックはアウトで、10000文字書いても100%認められる根拠は無いです。
なので、関わっている柔道整復師の先生には必ずこの話はします。
算定する、算定しないはその先生が決める事ですけど。
消費税入れたらうまい棒5本も買えないんですけど。。。。。
今の制度だと引っ掛けられたら終わり
今の制度、今のやり方だと「隠密」が来たら終わりです。
整骨院において、不正請求事案を発生させることは可能だからです。
ライバルでもいいですよね。
10名ほど、整骨院で施術を受けに行かせます。
保険者機能を推進する会、に参加している保険者の保険証をお持ちの方がいいですね。
通常通り、対応して保険適用しました。
照会文書が来るまで、月に15回前後通わせましょう。
照会文書に「知らない」「聞いてない」「肩こりで行った」と書かせましょうかね。
と、真面目な柔道整復師は考える訳です。
さあ、ここで考えてみましょう。
こんな文章は読んだことがありますか？？？？？
「保険者は、柔道整復療養費の請求について疑義のある場合は厚生局に通報すること（10名程度あれば望ましい）」
疑義で通報ですよ？？？？
結構、柔道整復師って追い詰められて来ているのはこれでお判りいただけます？？？？
柔道整復師は悪い事をしていなくても、引っ掛けられる可能性がある制度になって来ている訳ですよ。
「文章作成が苦手」「リスク管理をしていない」柔道整復師から淘汰されます。
正しい保険セミナーには積極的に参加しましょう
正しくない保険セミナーはやばいですよ？
習った通りにやったら監査が来た、なんてシャレにならんことになりますから。
「だって請求団体が大丈夫って言ったもん！」って言うんですか？（笑）
今まで2年に1回のペースで通知通達が出てましたが、最近は連発なので新しい情報は必要です。
通知通達の解釈まできちんとやってくれる請求団体とかならいいんですが、先日参加した保険セミナーが大盛況だった事を考えると。。。。。
と思います（苦笑）
もう
という時代に突入してきた事は肝に命じておいた方がいいです。